「ダンジョン飯」 それは食うか食われるか

 

 

こんにちは、ケチャップです。

 

 

 

今日の紹介は「ダンジョン飯」です。

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

 

「ダンジョン飯」はKADOKAWAで出版されている不定期刊「ハルタ」で連載中の漫画です。 

 

かなーりマイナーな雑誌です。

連載作品をざっと見てみましたが、知っている作品はシュールギャグ漫画の「坂本ですが?」のみでした。

 

 

 

ストーリーは、 とある島にあるダンジョンの探検を行っていた主人公ライオスたち一行はダンジョン深部でドラゴンと対峙する。空腹が原因でパーティは壊滅し、一行は命からがら地上へ戻るが主人公の妹のファリンがドラゴンに丸呑みにされてしまう。

ファリンを救出するため、ライオスたちはある決断をする。

 

 

前からダンジョンの魔物食べてみたかったからファリンを救うためにダンジョンの魔物を食べながら最深部を目指そう。

 

f:id:ketchupmayonnaise:20190713184707j:plain

出典:ダンジョン飯/九井諒子


 

 

 

◯こんな人にオススメ!

 

・珍しい漫画が読みたい!

 

・設定がしっかりしてる漫画が読みたい! 

 

 

ダンジョン飯は、魔物巣食うダンジョンを攻略するファンタジーとバトル描写、定番モンスターを論理的に考察し調理しつつレシピや栄養チャートを載せリアリティあるグルメ描写、ちょくちょく挟まれるギャグ描写がミックスされたこれまでにない読み味の漫画です。

 

 

下の画像はダンジョン料理の1つ。

f:id:ketchupmayonnaise:20190713165559j:plain

出典:ダンジョン飯/九井諒子

 

この料理1つ作るにしても、大サソリは尻尾が腹を下すほどまずいので尻尾とハサミを落とす、歩き茸は足が香り高く美味しい、スライムはこんにゃくや寒天のように調理することができ今回は干したスライムを湯で戻すなどなど料理描写が凝っています。

 

 

 

他にも、宝石に化ける魔物を調理してデザートを作ったり。

 

f:id:ketchupmayonnaise:20190713183134j:plain

出典:ダンジョン飯/九井諒子

 

 

挙句には大ボスのドラゴンを倒しローストにしたり。

 

f:id:ketchupmayonnaise:20190713183038j:plain

出典:ダンジョン飯/九井諒子

 

 

この他にも料理は数多く出てきます。

 

 

 

また、ダンジョン飯は設定が非常にしっかりしています。

何故ダンジョンが出現したのか、ダンジョン内はどのような生態系が成り立っているのか、人間たちはダンジョンをどのように活用して生活しているのか等が細かく練りこまれています。

 

例を挙げると

・魔物同士にもテリトリーがあり、下層から上層へ上がってくる危険なモンスターを排除するモンスターがいたり、ある魔物を絶滅させると回り回って他の魔物も絶滅する恐れがある。

死体回収屋という職業があるが、冒険者から報酬を受け取っている他に火事場泥棒をしている場合が多く信用されていない。

 

等々。

 

 

少年漫画のように特殊な力や必殺技ではなく、知恵と工夫でダンジョンを攻略していくためゼルダ的な面白さがあります。

 

 

✖️当てはまる人は苦手かも

 

・厨二要素ある漫画が読みたい。

 

 

ファンタジー漫画ではありますが、厨二やなろう要素はほとんどありません。

 

主人公ライオスに特別な才能や能力はないです。

ハーレムもなく特別モテるわけでもありません。

それどころかパーティメンバーからは「もう少し人を見る目を養ったほうがいい」だの「サイコパス」だの散々な言われようです。

 

スカッとするファンタジーを読みたい方はちょっと方向が違うかもしれません。