「3月のライオン」 約束する 僕がついてる 一生かかってでも 僕は 君に 恩を返すよ
こんにちは、ケチャップです。
今日の紹介は「3月のライオン」です。
ヤングアニマルで2007年から連載されている将棋を題材とした漫画です。
作者の羽海野チカ(うみのちか)先生は 、3月のライオンの前に「ハチミツとクローバー」を描かれています。
2016年10月から2017年3月までと、2017年10月から2018年3月まで二期に渡ってアニメ化もされており、羽海野ワールドの表現が素晴らしいアニメでした。
BUMP OF CHICKENの主題歌も三月のライオンのテーマと非常にマッチしています。
はじめに
3月のライオンは、主人公である史上五人目の中学生プロ棋士の孤独な男の子、桐山零が周囲の人との交流を通じて心を取り戻していく物語です。
零が将棋を極めた理由は、両親が交通事故に遭い亡くなった後引き取られた幸田家が棋士の家であり、その家で自分の存在理由を示すためです。
弛まぬ努力の末、零はプロ棋士になることができました。
ただし、幸田家の子供たちは零との実力差を感じ将棋を辞め、幸田家内に軋轢が生まれてしまいます。
罪悪感から零は幸田家を出て一人暮らしを始めました。
だが、高校生が一人暮らしをしつつ学校に通いつつ対局を勝ち抜くのはとても大変であり、全てが上手くいかない悪循環になってしまいます。
将棋によって人生を救われ、将棋によって人生を追い詰められている零。
そんなある日、零は川本家の三姉妹と出会います。
川本家との交流を通じて、零は少しずつ失ったものを取り戻していきます。
◯こんな人にオススメ!
・ストーリーのクオリティが高い漫画が読みたい!
・心が暖かくなる漫画が読みたい。
3月のライオンの根幹には、「何かを為す・得るためには相応しい努力をしなければならない」と「人は皆誰かを支え、誰かに支えられて生きている」というテーマがあると考えています。
作中では、主人公の桐山だけではなく、様々な登場人物たちが自分の夢のため現実に立ち向かっていく姿が描かれています。
特におじさんとおじいちゃんがカッコいいんですよ。3月のライオン。
努力を重ね、意地を張るカッコいいおじさんを見たい人には是非オススメ。
また、零は川本家をはじめとする周りの人々に支えられ、少しずつ失ったものを取り戻していきます。
初めは夕食をご馳走になることすら躊躇っていたのに、次第に冷蔵庫の中身を把握して買い物までしていくようになります。
また、川本家が抱える問題に対しても親身に協力します。
誰にも迷惑をかけないように一人で生きていくと暗闇に身を投げた零は、いつのまにか周りの人に支えられて光の世界に戻っていき、自分も周りの人を支えるようになります。
あと大事なところ。
3月のライオンでは食事描写がちょいちょい出てきます。
これがほんっとに美味しそうなんですよ。
羽海野先生料理好きなんだろうなあ、、
✖️当てはまる人は苦手かも
・作者のポエムが合わない。
・将棋漫画が読みたい。
恋愛要素が中心であったハチミツとクローバーと比較すると万人向けにはなっていますが、羽海野先生のポエムが合わない、寒いと感じてしまう場合オススメしづらいです。
また、将棋を題材にしておりプロの監修もついていますが、あくまでメインは登場人物たちの交流であり、将棋の勝負自体はアッサリ描かれています。