「鬼滅の刃」 幸せが壊れる時には、いつも、血の匂いがする。
こんにちは、ケチャップです。
今日の紹介は「鬼滅の刃」です。
一昔前のジャンプは、堀越先生のヒロアカ、葦原先生のワートリ、附田先生(tosh先生)のソーマ等一度打ち切りを食らった漫画家が復活した作品が多かったところ。
最近は、芥見先生の呪術、マツキ・宇佐崎先生のアクタージュ等初連載の方々がどんどん出てきていますね。
鬼滅の作者である吾垰呼世晴先生も週刊誌初連載だそうで。
2019年4月からアニメ化もされ、漫画の展開も敵組織と全面対決中と今最高にアツい漫画です!
はじめに
簡単なストーリーとしては、大正時代家族と炭を売って暮らしていた心優しい男の子が、ある日「鬼」に家族を皆殺しにされる。
唯一人生き残ったが鬼になってしまった妹を人間に戻すため、家族を殺した鬼を倒すために鬼に対抗する組織である「鬼殺隊」に入隊し鬼と戦うというお話です。
この作品を一言で表すと「天然」です。
設定や舞台背景は非常にシビアで、モブやネームドキャラ、人気が出そうな強キャラでも容赦なく殺す厳しい世界観。
、、のはずなんですが、クセのある絵柄、良くも悪くもぶっ飛んだキャラ、 唐突なギャグが織り混ざって独特な作風になっています。
中でも作者が意図してるかしてないか不明ですがいわゆる「シリアスな笑い」が非常に多いです。
◯こんな人にオススメ!
・王道を抑えつつ、今まで読んだことない雰囲気の漫画が読んでみたい!
・笑いあり涙ありのホワホワした漫画が読みたい!
前述した通り、モブもネームドキャラも当たり前のように死にます。
味方側組織の幹部でさえも事あるごとに体欠損するわ死ぬわで常に満身創痍です。
流石に主人公は大丈夫でしょ?と思うところですが、この作品、主人公に同情したくなるくらい主人公補正もないんです。
修行をしてもなかなか勝てない、鬼に襲われてる人をなんとか助けたと思ったら、別の方法で即座に殺される等々。
ただ、そんな厳しい世界観だからこそ、人と人の絆を大切にしたり、自分の大切な人のために戦う姿が非常に胸にくるんですよね。
少年漫画らしいかっこいい戦い方や必殺技ももちろんあります!
また、ストーリー構成も巧みで、初登場時と再登場時や回想を経た後でキャラの印象が異なることが多いです。
印象の変わり方もただいい話で終わるわけではなく、ぶっ飛んでることもあります。
例)めちゃくちゃ口が悪くて厳しいキャラがいる
→①不器用なだけ。厳しい振りして実は仲間思い。
→②ただただ自分のこだわりが強すぎる。
下の画像が一例ですね。
主人公サイドだけでなく、敵サイドでも敵キャラなりの過去がきちんとあります。
回想によって、こいつ実はいいやつだったのかもって奴と正真正銘のクズ野郎やんけって奴とに綺麗に二分されるのが面白いところ。
✖️当てはまる人は苦手かも
・作者のギャグのノリや雰囲気が合わない。
・画力の高いバトル描写が見たい。
筆者は面白いと感じていますが、全体的に会話のノリやギャグが少女漫画っぽいこと、シリアスな場面やバトル途中でも唐突にギャグが挟まれることがあるため、雰囲気でNGとなる人がいるのもわかるなあ、、って思います。
また、バトルシーンでは、必殺技のエフェクトは画面いっぱいにあるけれどキャラがどのように動いてるかわからない、といったコマがちょいちょいあります。
そのため、「DRAGON BALL」や「NARUTO」のような立体的なバトルを期待されると肩透かしを食らうかもしれません。(比較対象が凄すぎですが)
全体的にクセの強い作品なので、合う合わないが人によってハッキリ分かれる作品ですが、ちょうどアニメもやっていますし、Amazonプライム・ビデオで無料公開もしています!
この機会に是非購読・視聴をオススメします!